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zoom RSS 【845】 スチール棚の小レイアウト開業まで:1

<<   作成日時 : 2018/01/18 06:20   >>

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昨年、【822】スチール棚の小レイアウト開業で書いたのですが、自分の部屋(というより事実上は物置に近い)に設置した倉庫用スチール棚にNゲージの小レイアウトを建設し開業しました。
画像に写っている一番下の部分がそれで、実際には6段あるスチール棚の下から3段目になります。その下2段には、上と同じように段ボール箱が詰まっています。小レイアウトのすぐ上の段(画像中央)は、既設の模型展示スペースになっています。
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このスチール棚がある場所には、以前「棺桶レイアウト」と称するNゲージレイアウトがありました。その「棺桶レイアウト」は、ただでさえ狭い部屋に1畳分(幅1800mm奥行900mm)のスペースを占領しておりましたが、新しいスチール製の棚(幅1800mm奥行450mm6段式)は、その半分のスペースに収まるばかりか、6段式ですから、それまで実家に保管してあった私の所有物を、ここに収納することが可能となったわけです。空き家になった実家はもう今はありませんが、もとより引き払う予定にしていたので、何としても、この部屋に収納スペースが必要になったという事情もありました。そこで5年ほど前に「棺桶レイアウト」は別の部屋に移動させたうえで、壁に立て掛けた状態にして、その跡地に新しいスチール製の棚を置いたという経緯です。詳細は “【497】わが家の「棺桶?レイアウト」その後”で書いています。
当初、このスチール棚は全部段ボール箱でふさがっていただけでなく、部屋中が物であふれ、自分が寝る場所を確保するのも困難といった状態が続きました。目標は、断捨離をして、スチール棚の1段分が空いたらNゲージの展示スペースとしすること。さらに物が減ってもう1段空けられたら、その1段を利用してNゲージの小レイアウトを作ることでした。棚に収納した物を少しずつ減らして、今から3年半前に、まず展示スペースが完成しました。(これまでスチール棚の企画展をやってきたスペースのことです。)下はレイアウト未着工時点での画像です。赤枠で囲った部分がレイアウト建設予定地です。
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ようやく一昨年になって、段ボール箱の数が減ってレイアウト着工に向けて希望の光が見えてきたので、レイアウトの線路配線などの構想を練るようになりました。しかし問題はスチール棚の奥行が450mmしかないことで、これではNゲージ模型の一般的な曲線レールを用いたエンドレスの線路配置でのレイアウトを作ることは不可能でした。けれども救いの手はあり、それは半径が小さいTOMIXのミニカーブレールシリーズの存在でした。ミニカーブレールのパッケージには「このレールはカーブ半径が小さいため、走行できる車両に制限があります」との注意書きがあり、小型車両しか走れないようでした。それでもよいので、半径177mmというミニカーブレールを試しに購入して、実際にスチール棚に小判形にレールを敷いて車両を走らせることにしました。近年発売されたK社のC12の取扱説明書に記載してある最小通過半径はR150mmとされていますから大丈夫なはずで、C12と客貨車さえ入れれば、国鉄ローカル線レイアウトは成立します。K社のC12を購入して試運転したとき、「【602】KATO-N蒸機 C12〜そして思うこと」では、実際に急カーブをスムーズにクリアするC12の映像をアップしていますが、この映像はスチール棚のレイアウト設置予定地にミニカーブレールを敷いて撮影しています。

C12のほか、多くの車両を半径177mmの走行状態を試しましたが、国鉄型20m級の車両でも通過可能な車両が多くあり、不自然感はぬぐえないもののレイアウトでは、多彩な車両の入線ができそうでした。

ところで、不動産が「負動産」といわれる時代、空き家の処分がなかなか進まず、私は定期的に敷地の草むしりなどに出かけていましたので、出かけたついでに現地に近いホームセンターで合板や角材を購入し、草むしりを終えた後、陽気がよければ帰宅するまでの時間に、レイアウトのベース板の切り出しなどを空き家で行い、そのまま空き家で保管(というより放置)していました。
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ベースになる合板は5mm厚で、切り出す寸法は幅1700mm奥行420mmとして、スチール棚のサイズ(幅1800mm奥行450mm)より一回り小さくしてあります。幅については、スチール棚開口部から水平に(レイアウト本体を傾けずに)出し入れ可能にするため、スチール棚の四隅の柱の厚み+αを差し引きました。奥行は、棚の両側面と裏側には段ボールなどで埃除けの側壁を設け、正面には開閉可能な透明アクリル板を設置する予定になっているため、その取付スペースを確保するための寸法を差し引きました。切り出した合板の裏側には角材で補強の枠(骨組)を取り付けましたが、合板自体の反りがあり、完全な水平状態にはならず、失敗でした。

こういう作業をすることはマンション暮らしではなかなか難しいので、空き家は好都合でした。ベース板が完成した後も、肝心のスチール棚の1段分がなかなか片付けられず、時間だけが過ぎていきましたが、一昨年の秋にやっと実家の土地家屋を売却処分できたのを機会に、このベース板を自宅に持ち込み、レイアウト建設用地のスチール棚に収まりました。
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この時点でも、上の画像のような状態で、持ってきたベース板の上に、処分できないモノを詰めた段ボール箱などを半年以上も置いていたので、建設作業は進みませんでしたが、その間にどんなレイアウトにするかを具体化していきました。
ただしレイアウトの方向性はかなり前から固まっていました。断捨離をしてモノを処分しようとしていた私には、無駄なものが中途半端にたくさん残っていたのでした。過去に造っては解体したレイアウトやセクションで使ったレールやストラクチャー、レイアウトに使うことが一度もなく段ボール箱の中に眠り続けていた新品同様のストラクチャーもありました。このレイアウト建設に当たって、こういうものを有効活用することとして、レールは試運転のためすでに買ってあった前述の半径177mmミニカーブレールは別にして、新規にモノを購入することなく、手元にあるものを再利用する方針としました。手持ちの余剰ストラクチャーは、TOMYTECのジオコレ「建物コレクション」を中心に、田舎のローカル線らしいものばかり買ってありましたから、小駅を中心にした昭和の雰囲気を持ったレイアウトが出来上がることが最初から決まってしまったことになりましたが、これは望むところでした。

新聞紙を貼り合わせた後、切った合板の土台と同じ大きさになるように折り、その上に現物合わせで手持ちのレールをつなげ、部屋の広い所でパズルのように手持ちのレールを組み合わせていった結果、レイアウト中央に行き違い可能な田舎の駅を配した小判形エンドレスの線路配置ができました。こうして決まった線路配置を新聞紙に位置決めのマーキングをして、型紙としました。
赤い楕円で囲った部分が駅。
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2列車を交互に走行させることが可能で、駅とは別に外周線を設けることで、普通列車が駅を通過する不自然さを伴わない線路配置ができました。
欲張って勾配をつけたり、ひねりを入れて立体交差個所を作るなど工夫すれば、もっと複雑で長い距離の線路配置も可能でしょうが、これまで製作したレイアウトでの経験から、走行安定性を重視し、後々の走行トラブルになる要因を減らしたいのならば、本線上の勾配と分岐器は少なくすることがベストと悟ったので、過去の反省点を活かす意味で、勾配は付けない方針にして、メンテナンスのしやすさも重視して、分岐器はなるべく手前に配し、トンネルや隠しヤードの類は設けませんでした。

(次週に続きます)





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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
しななな鉄道(しなの7号鉄道の略称)もう開業5か月ですか。
泡盛片手のDD16機関士が事故を起こさないためにも、ポイントや急勾配は避けて正解でしょう〜
でも、勾配が許されるなら、スチール棚上下二段にまたがるレイアウト(メゾネット型)も面白いかもしれませんね。(←適当)
1800oスパンで果たして一段登れるかな?しなの登山鉄道になりそうですが。

そういえば先週、特急やくもも伯備線の坂を登れずに引き返して運休になりましたね。
やくも3号
2018/01/18 23:21
やくも3号様 こんにちは。
基本的に、運転従事員が飲酒のうえで夜間運行される鉄道ですので、単純な配線でも開業後事故が連続しました(;^ω^)
スチール棚の棚板は5p間隔で高さ調節が可能(オプションで棚板の追加もできる)なので、その気になれば下段との間隔を詰めて比較的緩い勾配で2枚の棚板間の上下連絡線を設けることも不可能ではありません。下段を車両展示を兼ねたヤードにすれば、最低でも8編成くらいは収容できそうですが、もうこれ以上棚のモノが減りそうもないし、模型ばかりにカネと手間をかけたくないので、これで打ち止めです。

「特急やくも」は1ユニット不動になったのでしょうか。国鉄時代のように9両だったら残りの2ユニットでなんとかなったような…
しなの7号
2018/01/19 15:22
しなの7号様、こんばんは。
展示線をつなげられれば思い出の編成たちをレイアウトの本線に出せる、ということでしょうか。まだ行ったことはありませんが、京都鉄道博物館も本線とは線路が繋がっていますから。
私も娘が独立したら組み立て式レイアウトぐらいで細々と飲酒運転でもしようかと.....。我が家には隠しヤードすら作れるスペースは無さそうで、それ以前の問題として線路を揃える隠し資本金もままなりません(泣)。
NAO
2018/01/21 20:27
NAO様 こんばんは。
これまでも、延伸を前提にした配線のレイアウトを造ったことはありますが、延伸された実績は一度もなく解体撤去の憂き目に遭っていますから、まるで国鉄のローカル線みたいです。南北線がつながらず怨念が宿ることもあるようですので、今回は延伸を考慮していません。
お手軽に嵐電や叡電あたりを思わせるA3サイズくらいの小レイアウトなどいかがでしょう。
しなの7号
2018/01/21 21:44
しなの7号様、こんばんは。
スチール棚のお部屋、パッと見、会社の事務所に見えますね。段ボール箱(みかん箱でしょうか)の中には書類、営業日報の類いが…?
いやいや、車両とか模型関係在中ですね。

外周エンドレスではなく、内側に駅が設置されているのは意外でした。この駅から地酒が貨物列車で運び出される設定ですねぇ。ところで家飲み用の日本酒、先日在庫切れされたとの事ですが購入されましたか?
私の家の冷蔵庫には12月の青春18旅で購入した富山の地酒が入っています。週に2回程度チビりチビり嗜む程度ですから一気に無くなりません。健康的な飲み方かと。
はやたま速玉早玉
2018/01/22 00:42
はやたま速玉早玉様 こんにちは。
倉庫用のスチール棚は家庭用とは言い難く、国鉄を退職してから私は、会社の書庫にある文書管理など裏方仕事をやっていたことがありましたから、まさに仕事場を思い出してしまいます。のちにワープロができて必要な時に必要な文書作成が容易にできるようになりましたが、それまでは事前印刷された文書の種類が膨大で、こういう棚には段ボール箱に詰められた文書が様式ごとに詰まっていて、必要なときに必要な文書が誰でもすぐ使える書庫を目指していました。そういう経験もヒントに、家でも見栄えより実を取り、すぐに必要なモノが出せる棚にしたつもりです。写っている段ボールの中身は書籍類(時刻表や鉄道雑誌、国鉄関係の本など)が多いです。本はたいへん重量があるので、以前あった組立式の本棚では棚板がたわんでしまい役に立ちませんでしたが、このスチール棚は1段100sまで耐えるので大丈夫です。反対側にもう1本、一回り小さいスチール棚があって、そこに模型と資料類が入った段ボール箱が詰まっています。模型がかなり減ったので、レイアウトスペースになった場所にもともと入っていた資料類が、移動したというわけです。

エンドレス上に駅があると普通列車でも通過するケースがでてきて不自然、という考えで駅部分を分岐させました。
日本酒は欠品中。2月になったら、どこかで生しぼり原酒を仕入れる予定です。
これまで土日禁酒でしたが、あまり順守されず、肝臓には2日連続より2〜3日おきに1日禁酒したほうが良いと聞きましたので、今年から土日のいずれか1日と水曜日を禁酒日に変更しました。
しなの7号
2018/01/22 11:47
しなの7号様こんにちは
レイアウトは制作にはいる前のプランを考えているだけでもワクワクします。
わたしも今年になりレイアウトルームの用地取得となりました
6畳+押入
人が眺めて寛ぐスペースも必要ですので目一杯は敷設はいたしません
やはり同じように本線上の分岐器は必要最小限にし付かず離れずの複線と駅
当然貨物取り扱い駅です
メンテナンス考えて非電化設定、架線柱は要りません
押入に隠しヤードと広さを生かしてメインの渓谷と鉄橋
すでに木材などの資材を搬入しています
自分を追い込んでいかないといつまでも着工しないですから
ヒデヨシ
2018/01/22 15:11
ヒデヨシ様 こんにちは。
乗り鉄旅のプランを練るときのワクワク感と、レイアウト製作前にプランを考えているときの気持ちには、相通じるものがありますね。
押入が使えるのは大きいですね。以前に、ちょっと手詰まりになってやる気がなくなり工事中断のまま長期間放置という経験があります。着工後も一気に作業を続けるのが大切かも…と、これは自分の性分の問題でした。手詰まりにならないよう難しい工事は取り入れませんでしたが、結果は安易なものになってしまいました。
電柱は挿してあるだけで着脱式になっています。その気になれば架線柱に取り換えて電化路線にすることも可能にしています。
しなの7号
2018/01/22 15:53

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