昭和の鉄道員ブログ

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zoom RSS 【850】 ランキングと車掌 

<<   作成日時 : 2018/02/05 06:40   >>

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いきなり鉄道にまったく関係ない話から始めますが、下の画像は昭和時代の月刊誌の切り抜きです。読者による女性タレントの人気投票の結果です。
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なつかしいタレントさんが名を連ねていますね。そして下の画像はまったく同時期の別の雑誌の切り抜きです。同じ時期であっても、集計によって順位が入れ替わるものですから、順位が全てではないはずで、私はこうしたベスト〇〇は傾向を知るうえでの参考程度に見ていますが、1位にこだわって一喜一憂したりしない人です。特に人気といった正体がつかめないもので比較して順位付けをすることには賛成しかねるところがあって、1位こそがほんとうのベストなのかと思ってしまいます。
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ここから鉄道の話にしましょう。国鉄でも、決算が終わると前年度の各線区の収支状況、営業係数などが発表されたので、マスコミはそれに順位をつけて報道していました。
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こういうことは、単純に数値だけで比較され、知らされる私どもは、ベストあるいはワーストに入った対象だけが強く印象付けられてしまいがちです。線区別にそれぞれ固有の事情を抱えているので、それぞれの線にしてみれば、異議や、言い訳の一つも言いたくなることでしょう。しかし傾向はわかります。順位が多少前後してもおよその感触はつかむことができ、上の女性タレントの2つの集計結果を見てもそうですが、10人の顔ぶれはまったく変わっていません。上の画像にある国鉄の線区で言えば、美濃太田〜北濃(越美南線)が営業係数ではワースト1で、名古屋鉄道管理局内では一番の赤字路線として糾弾されるわけですが、他の線区もみな赤字なのです。むしろ赤字金額で言えば、ご覧のように大幹線である豊橋〜米原(東海道本線)がダントツのワースト1であり、同管理局の赤字額全額のの半分以上を占めていることがわかります。

さて、私が所属していた国鉄の車掌区では、毎月1回、区報が職員に配布され、達示や訓示、人事異動や行事予定などのほか、区の前月収入実績や傷害無事故・営業無事故・運転無事故成績が掲載されていました。ちょっとおもしろいと思ったのは「列車別1日平均収入ベスト10」が掲載されていたことです。その内容は、自区が担当する特急・急行列車「1往復」(1行路)あたりの前月中における1日平均の車内乗車券類売上実績でした。1往復の集計でしたので、列車別というには多少違和感がありましたが、記載されていた列車名は帰着列車ということです。売上が多くベスト10に顔を出す列車は、毎月ほぼ決まっていて、下の表でも、北陸本線の「しらさぎ」は、この車掌区で受け持っていた3往復がすべてランクインし、中央本線では長野まで往復とも特急に乗務する行路は、すべてランクインしています。これらでベスト10の大半を占めました。下は、私が専務車掌になった1984年5月の順位です。
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7位に名古屋と新潟を中央・信越経由で結んでいた急行赤倉号が入り、高山本線の急行「のりくら」のうち1往復がかろうじて10位に食い込んでいます。そのうち、私が月に一度乗務することになった「しなの7号〜18号」は4位でした。
画像には、順位欄だけを載せましたが、隣には車内乗車券類売上1日平均金額が記載され、1位になった「しなの号」での1往復の売上金額は、10位の「のりくら号」1往復の約2.5倍の金額になっていました。3往復の受け持ち列車があった「ひだ」や、1往復半あった関西紀勢本線の急行行路では1本もランクインしていません。
ここには車内補充券や車内急行券の発行枚数は掲載されていませんでした。売上が一番大切なのは当然ですが、発行枚数で集計すれば、急行券は特急券より割安ですから、急行の「赤倉」「のりくら」はもっと順位を上げると思われます。事実、DC時代の赤倉号が売上1位だった月もありました。

普通列車の乗務では、少額の片道、区間変更、別途片道の乗車券ばかりを発行していましたから、発行枚数は多くても金額は伸びません。高額の乗車券類を発売する機会といえば、せいぜい新幹線自由席特急券と長距離の乗車券をセットで申告されたときくらいでしたが、特急に乗務すれば、発売する1枚あたりの単価が一桁違いました。しかし発行する手間は似たようなものなので、停車駅の少ない特急列車で落ち着いて高額乗車券類を発行するのと、各駅停車の短い駅間で何枚もの100円台の片道乗車券を時間を気に掛けながら発行するのとでは金額面で比較にはなりません。ちなみに画像にはありませんが、この月の車掌区内の普通車掌全体の1日の売上合計額は、この表で6位の列車1往復分の売上額とほぼ同額にすぎませんでした。

貨物列車専門の列車掛から転身後、普通車掌から専務車掌を経験し退職するまで、わずか6年ではありましたが、私はほぼ毎月、自分自身が発売した乗車券類の売上金額と発行枚数の合計を乗務手帳に書き写していました。毎月の最終乗務が終わった後には、こうした数値を集計した「月計」を車掌区に提出することになっていたので、その数値を自分でメモしていただけのことですが、そんなもの好きな車掌はたぶんいなかっただろうと思います。書き漏らした月が少しありますが、自分が発行した乗車券類の発行枚数を合計すると
車内補充券 約9000枚 
車内片道乗車券(パンチ式)約800枚
車内急行券(切取式)44枚
これらの合計金額は約700万円でした。

多いと思われるかその逆か? 他人様と比較して順位を付けられたり1位を競うようなことは好きではないので、偏差値とかにも興味がなく、組織の中でのランク付けの根拠になるような数字は持ち合わせていません。しかし、自分の中での記録はいつも大切にしているつもりで、たとえば高校時代に100点満点で「4点」という自己ワーストのテストの答案は今も保存しています。
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車内補充券の数値も6年間仕事をした証としての位置づけであって、駆け出し時代から少しでも数値が上げられれば(他人様はどうであれ)良いと私は思っていました。
普通車掌時代には1ヵ月の売上金額は数万円程度。専務車掌になっても、特急は1ヵ月に「しなの7号〜18号」に1回乗務する程度でしたが、それでも10万円を越えることが多くなりました。一番多かった月は50万円を越え、それは国鉄最後の月で退職間際の1987年3月でした。以前にも書いたように1986年12月から退職までの約4か月間は、特急に乗務する機会が増えたことによります。
念押しになりますが、車内補充券の発行は車掌業務の一部にすぎません。車内補充券の発売額が仕事のすべてであるなら、6年間でこの売上額では自分の給料分にも全然足りませんから、自分の人件費すら稼いでいないことになってしまいます。

ところで、国鉄最後の年度となった昭和61年度には、分割民営化を前提にして「国鉄改革の成否は民間企業社員としての企業マインドを持ちうるか否かにかかっている」と言われ、「積極的な増収活動とサービスの向上」もそのなかの一つの方針として示されました。
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それを受けてのことなのか、ついに車掌区の掲示板には、所属班別に個人の車内補充券の売上ベスト20がに毎月掲示されるようになりました。ほかにも車内でのオレンジカード売上や、仕事以外でのセールス活動の売上実績についても同じようなことがされました。車内補充券の個人別ベスト20など、しなの号に乗務した日が、たまたま多客期の連休だったとか、出張族が帰宅する金曜日夕刻の上りに乗務したとか、特別な条件に当った人が、その月の上位に来て順位が入れ替わるだけのことで、あまり意味がないものだと思えました。それでも、先に書いたように車内補充券の発行は車掌業務の一部にすぎませんから、車内補充券やオレンジカードの売上だけに傾注して上位を目指していては車掌としては失格です。しかし、その実績がJR新会社に採用されるかどうか、希望する職種や勤務地にありつけるかどうかという判断材料にされるとあれば、おのずとそれを意識する者が出てくるのは当然の結果でした。
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それでも、そんなランキングなど気に留めず、車掌業務をまんべんなく愚直にこなしていれば、ベスト3にもワーストにも入らないにしても、おのずと常時上位3分の1程度には入っているものというのが自分なりの感触でした。
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ただし、私は勤務時間外のセールス活動は、ほとんどしない「愛されない鉄道員」でしたので、セールス活動にはランクインどころか、区長に「あんたセールス活動したことがあるのか?…ああ(いちおう)やっとるな・・・」といわれる程度のレベルでしたから、年賀状に貼って国鉄の分割民営化を予告するPR用「愛される鉄道へ」と書かれたシールや、名刺に貼るためシールが配られたものの、1枚も使用することなく今も手元に残ったままです。

こうしたランキングを意識し、常に上位に名を連ねる車掌がいちばん偉いのかといえば、実はそうとも言い切れません。車掌とは客室乗務員ではありません。つまり営業成績がすべてではないのです。車掌は「ときどき列車の運転状態に注意する」義務がありますから、公表される増収成績にこだわって車内改札に力を注いでばかりいれば、たとえば停車駅を通過してしまうのをうっかり見過ごしたりして事故になるリスクが高まります。それ以上に怖いのは運悪く混んだ車内での接客中に運転事故が起き、迅速な列車防護などの行動を直ちに取れないために併発事故につながってしまうことでした。何があってもすぐに最後部の乗務員室に戻れる体制は、運転上の責任を兼掌する最下位組の専務車掌であれば必要なことで、事故が起これば接客中だったという言い訳は通らず、過失責任が問われました。現に私はそういう目に遭いかけたことがあり、そのときは幸いにして責任を取らされる立場になることなく、むしろ事故を最小限にとどめ最善の結果に導けましたが、事故そのものは新聞に報道される事態になったことを経験しています。
車掌の存在意義は「【27】貨物列車に列車掛(車掌)は必要?」で書いていますので、ご一読いただくと、車掌は「客室乗務員」とは本質的に違うことがお判りいただけると思います。
今では安全設備が充実したことによって、貨物列車の車掌は省略され、特急でも車掌が乗務しない列車まで走っていますが、列車無線や防護無線が運用されるようになったのは、国鉄分割民営化の4か月前にあたる1986年11月からでした。ここに書いたことも、通信手段がごく限られたなかでのことであり、今日のように乗務員を支援するシステムのバックアップがなく、注意力だけが頼りのころのことですので、車掌が乗務しない列車が増えた今とはいろんな意味で乗務員が置かれた環境は違っていて、一概に比較ができないこともご承知おきください。


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内 容 ニックネーム/日時
しなの7号様 こんにちは。
職場に配達に来る宅配便のドライバーさんも、「セールスドライバー」としてトイレットペーパーや水を販売されていますのでお付き合いでたまに売り上げに協力させていただいています。しかし、Amazonの件もしかりで結局は過重労働になるのか、このところはあまりセールスしてこられません。逆に注文して本業(配達)の手間を取らせるのが申し訳なかったりします。

現在、偏差値が関係する仕事をしていますのでランキングは気にするほうですが、やはり「偏差値操作」や「恣意的なランキング改変」は目につきます。鵜呑みにして一喜一憂する人もいれば、「状況にもよるし、たまたま変なデータになったのだろう」と数字をあてにしない人もいます。データを操作しなくとも、同じものでも切り口や見る角度を変えればランキングは変わりますから、不公平感が残りますね。

ところで、私は生物や世界史の期末テストで4点を取ったことがあります!センター試験の受験科目に物理・化学や地理・倫理社会がありましたのでそれらはとりあえず勉強していましたが、それ以外の教科は全く無勉強でした。そもそも世界史はカタカナの人名が覚えられませんし、時代が遡ったり国名が変わったりしたらもうお手上げでした。「人名覚えるくらいなら電話帳暗記したほうが便利やんけ」といったら先生に怒られました。
そのツケで今になって、生徒に生物や歴史を質問されても問題が解けず、お手上げになることが多いです。


追伸:
広告のおままごと収納BOX欲しいです。セルフ車掌ごっこに最適ですし、あるいはここにNゲージのコントローラを埋め込んで運転士ごっこもしてみたいです。(飽きたら爆竹を…しません)
やくも3号
2018/02/05 13:27
やくも3号様 こんにちは。
セールスドライバーに対して、車内でオレンジカード売っていた私はセールスコンダクターですね。一人が買ってくれると、その車両でそれを見ていた他のお客さんが次々と連鎖的に買ってくださるものです。

数字やデータを扱うお仕事をしておられれば、多角的に分析されて方向付けをされることには手慣れておられると思いますが、私は会社にとって都合の良い数値が出るような説明資料を「こじつけて」作成することは苦手でした。まあ分析する能力がないことは確かで、理数系はサッパリわかりません。画像の4点答案も、だいたいどんな問題なのかお察しのことと思いますが、今これを解けと言われても無理です。
世界史もかなり足を引っ張る教科で、(どうせ国鉄就職だからどうでもいいことでしたが)できれば日本史を選択したかったのに、あいにくそれもかなわず、機会があれば日本史をかじってみようという気はずっとあったので、今でも家内と息子が使った日本史の教科書だけ私が引き取って本棚に並べてあります。

<追伸>
収納BOXいいでしょう!(^^)!
飽きたら、キャットハウスに改造して。猫にかりんとうでもあげてください。
できれば、昔よくおもちゃ屋にあった車掌鞄がないかと思ったのですが、見つかりませんでした。入鋏パンチと車内券、硬券、手笛なども入っていて楽しいやろうなあと思います。
しなの7号
2018/02/05 15:21
しなの7号様、こんばんは。
車内補充券を沢山販売した車掌さんが優秀な車掌さん、とは思えません。
理由その1:車内補充券を必要とする乗客が多数いるか否かは巡り合わせ、つまり偶然である。運が良ければ出会えるが悪ければ出会えない。たとえ車内で出会えなくても必要ならば客は駅窓口か何処かで不足分の乗車券を購入する訳であるからトータル売上額はどのみち同じである。
理由その2:車掌さんが車内でセールストークを打って乗客の行先を(無理矢理)変更させて売上額を上乗せしている訳ではない。理由1と重複するが車内補充券が販売できるかどうかは偶然の巡り合わせである。
理由その3:車掌さんにとって最も肝心な業務は売上ではなく『安全運行』である。

あ、オレンジカードの車内販売は立派な営業ですね。販売した枚数分の売上額を上乗せしている訳ですから。

61年11月の積極的増収活動の推進は、国鉄から『企業』への脱皮を図る最終段階である事を如実に表していますね。『旅のご相談は私にどうぞ』ワッペンが見えますが、私が装着すると…地酒を愉しむ温泉旅をビシバシ売り込みそうです。しかし有名観光地はハズしてセールストークを展開するのでマニアック過ぎるかも、ですねぇ。


はやたま速玉早玉
2018/02/09 00:05
はやたま速玉早玉様 こんにちは。
車内巡回の目的はいくつもあって、運賃逋脱防止、不案内なお客様へのサポート、車内温度と車内秩序の維持などさまざまで、「こまめな車内巡回」は必要なことです。そこでの売上金額のほとんどは駅に落ちる収入が車掌に回ってきただけで、国鉄全体の増収には関係があまりありません。
しかし何度も車内に現れる車掌を見て、無札や最低区間の乗車券で乗って、不正乗車を企てる輩が、そういうことは(今後も)できないのだと思っていただくことと、もうひとつ、車掌はめったに車内に来ないし無人駅では集札もしないから、まともに切符を買うのは馬鹿らしいと思わせないことに意味があると思います。
過去に、
【765】電車列車での集札
http://shinano7gou.at.webry.info/201701/article_12.html
で関連した事例で、お客様に切符は買うのが馬鹿らしいと思わせてしまうことが問題だったということを書きました。お客様にそう思わせないよう、「できる範囲で」こまめな車内巡回はしていたつもりで、つまり比較するならば売上金額の問題でなく質の問題ではないでしょうか。国鉄〜JRのオレンジカードも部内から見れば、増収という目的のほかに、手っ取り早い職員のランク付けの手段でもあったと言ってもよいでしょう。
私はしなの号に乗務するときは信州の旅行ガイドブックを必ず携帯し『旅先でのご相談』に応じられるようにしていましたし、自分が信州が大好きだったので、車内でのご質問にお答えしていました。さすがに車掌長にもなると、沿線のことをよく研究され大変詳しい方もおられました。そういうのは直接の増収にならないようですが、しなの号のリピーターになっていただければ見えない増収だと思ってました。セールスもいいですが、せっかくの旅を存分に楽しんでいただくのが第一ですね。
しなの7号
2018/02/09 09:48
しなの7号様、こんばんは。再コメント失礼致します。
おっしゃる通り、小まめな巡回は必要ですよね。無礼客がいるせいで正直者がバカを見てはいけません。用事がある時も、車掌室に籠っている車掌さんよりも巡回中の車掌さんの方が声をかけやすいですからねぇ。巡回しつつ補充券の販売、沿線観光案内をこなし、乗客の人命を預かる緊張感を常に持ち業務遂行する車掌さんには頭が下がります。

丁寧な沿線観光案内は必ずや乗客の心に残り、旅が豊かになりますよね。乗客(旅人)の立場からしても車掌さんとのやりとりは旅の想い出として刻まれます。その場で売上に直結しなくとも、長い目で見ればきちんと売上に貢献しているのもよくわかります。

そう言えば、昨年12月に青春18旅で北陸を訪れた際、確か森田駅だと記憶していますが、下車した2歳位の男の子が運転士さんにバイバイしていました。気付いた運転士さんも手を振り返す、見ている私も心温まる場面がありました。男の子の心にも嬉しい気持ちが刻まれた事でしょう。
はやたま速玉早玉
2018/02/09 18:11
はやたま速玉早玉様 こんばんは。
最近は地方ではワンマン列車が多くなり、都市部ではIC乗車券が幅を利かせていますので、特に普通列車では車掌と乗客の接点が少なくなり、車掌の存在感が小さくなったようにも思います。そのことが、隙をついて不正乗車や痴漢、置き引きなどなど、よからぬ行動を野放しにしてしまうようなことにならないように願いたいものです。

しなの号の「車掌長」ともなると、車内で起こった出来事やステキな車掌案内について、車掌区に礼状が寄せられることもあったようです。それがもとで、文通や年賀状でのお付き合いに発展した方も存じています。そういう縁こそ無形の財産で、車掌をやっていてよかったと思われることだろうと思います。今どきは、子供に手を振ったり汽笛を吹鳴して応えたりしただけでも、職務専念義務違反などと言われそうで、やりきれない思いがします。
しなの7号
2018/02/09 20:21
職務専念義務違反ですか…
本間にやりきれないですね。『遊び心』があっても良いとおもうのですが…
月並みな例えですが、クルマのブレーキも『遊び』があるから急ブレーキとならずにスーッと気持ちよく尚且つ安全に停車できます。仕事でも『遊び』のユルい部分が必要かと。人間、張り詰めた空気の下では萎縮してしまい実力(良いところ)を発揮できないのではないでしょうか。
車掌長の礼状のお話も、この方の『人間味』が乗客に伝わったから起こり得た事ではないでしょうか。
やはり難しく息苦しい平成の世の中です。昭和の開放的な空気が良か った、なんて言うのは時代遅れの思考でしょうが…
はやたま速玉早玉
2018/02/09 22:51
はやたま速玉早玉様 こんにちは。
近年の私どもの生活は、常時監視カメラに見守られ、仕事中も管理者のみならず、一般から画像や動画に「盗撮」されてアップされるような仕事に就かれる側としては、それ以上に萎縮せざるを得ないでしょう。デジタルな社会では、昭和の世にあった「美談」の多くは否定されるようになってきましたが、そう思うのも価値観が変わり自分がそれについていけなくなっただけのことかもしれません。それによって社会がよい方向に向かっていくなら歓迎すべきですが、副作用として大切なものが失われつつあることは感じます。見かけを気にして安易な美容整形をしたがために、一生後遺症に苦しむ人のような後悔が社会全体に遺ってしまうようにも思えて恐ろしいです。
しなの7号
2018/02/10 07:05

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