
東海地方の主な国鉄線に乗務していました。すべてが今とは隔世の感があります。いずれ詳細は改めてご紹介することとしますが、時期的には関西線の亀山電化、東海道本線に117系電車「東海ライナー」運転開始、そして名古屋始発だった581・583系「金星」号

国鉄時代の117系。当時として画期的な車両として迎えられました。乗客はもちろん乗務員からも歓迎されました。
まだ現在も現役なのがうれしいです。写真のように当初は中京地区でも6両編成で登場しました。
こちらは、113系。これが当時いちばんポピュラーな車両でしたが、非冷房車が大多数でした。
接客業務と車内切符の発行精算、無人駅での切符の回収など、基本は列車掛の養成課程で教わった事でしたが貨物列車の1年半を経ていますし、また1から覚えるようなものでしたが、「車掌」の白い刺繍の文字が入った赤い腕章を着用しての乗務は晴れがましいものでした。

国鉄時代に発行されたオレンジカード。下の図柄には車掌の腕章がデザインされています。駅長はじめ駅の助役や運転主任が着用した帽子の赤い色も車掌の腕章の赤と同様、運転業務担当の意味があるものと思われます。
車掌にはなりましたが、乗務できたのは特急急行といった「優等列車」ではなく、快速、普通、回送列車ばかりでした。ただ回送ではありましたが、381系しなの号の入出庫列車もありました。当時は特急の入出庫のついでに「ホームライナー」として乗客を乗せるという発想はありませんでした。言い換えれば特急列車は別格の「特別急行列車」なのでした。

普通列車中心の仕事になったことで、これまでの荷物列車や貨物列車といった長距離列車にあるような深夜勤務が減りました。たとえ居住性の悪い宿泊所での4時間程度の仮眠でも、夜眠る

この記事へのコメント
アルヌー
こんにちは。
今日は、少し寒い感じですね~。
4時間しか寝られない事があるなんて、車掌さんのお仕事は、大変なんですね。
非冷房の列車って、今は無くなりましたね。
113系ではありませんが、僕も、子供の頃に、窓全開で走る電車に乗った記憶があります。
床が木で出来ていた様な気がします。
東武東上線でした。
また楽しみにしています。(^-^)/
しなの7号
たまには非冷房の電車で旅をしてみたい気もしますが、体が持たないかもしれない(+_+)
クハ116-206
しなの7号
気動車や153・165系など分散式ユニットクーラーの冷房車の乗務員室は非冷房と変わりませんでした。集中式の113系は客室よりは暑いものの涼しく思いました。211系(0番台)は国鉄分割民営化の直前61.11のデビューで、私は冬場しか乗務する機会がなかったので冷房のことはわかりません。