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zoom RSS 【88】 乗務した車両:155系電車

<<   作成日時 : 2010/10/26 06:27   >>

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155系は修学旅行用として定員確保のため片側に3人掛け6人ボックス座席を装備するなど特異な電車でした。

修学旅行が新幹線へ移行したために不要となり、一般用に転用されて普通の4人ボックス席に改造され、塗色も湘南色に変更された状態で、関西地区から大垣電車区に転入してきました。大垣での155系は、従来の153系の定期運用に165系とともに混用されました。そのため、「比叡」や「東海」といった急行にも運用されていました。

画像

写真は大垣へ転属してくる前(大阪鉄道管理局所属車)の団体臨時列車で、中央西線恵那駅での撮影です。
153系によく似ていますが、スカートがなく、屋根が低く平たいのが外観上の大きな特徴でしょう。

私が155系に乗務していた区間は153系と同じです。

昭和56年11月25日
中央本線681M
8  クハ153−553 名カキ
7  モハ153−159 名カキ
6  モハ152−159 名カキ
5  サハ153−216 名カキ
4  クハ155−19  名カキ ←155系
3  モハ153−63  名カキ
2  モハ152−63  名カキ
1  クハ153−76  名カキ
(垣105)
乗務区間:名古屋〜高蔵寺

この編成例では4号車にクハ155が混入しています。余談ですが最後部のクハ153は0番台の低運転台車で、すでに少なくなっていた2種類の低運転台車が含まれていたことになります。

座席は4人ボックスに改造されているとはいえ、車内に入ると非常に違和感があり、153系ではなく155系であることがすぐわかりました。153系より低い天井に線路と直角方向(枕木に平行方向)に短い蛍光灯が1ボックスごとにあるのと、異常に多くの扇風機があるからです。

昭和56年9月27日
東海道本線3130M
8  クハ153−511 名カキ
7  モハ153−64  名カキ
6  モハ152−64  名カキ
5  サハ153−8   名カキ
4  クハ165−175 名カキ
3  モハ155−12  名カキ ←155系
2  モハ154−12  名カキ ←155系
1  クハ165−180 名カキ
(垣107)
乗務区間:名古屋〜浜松

こちらも以前153系の項でご紹介した同じ快速運用です。155系モハユニットが1組混入しています。155系は台車にエアサスを使わずコイルばねを使っていて153系や165系にくらべコストダウンが図られていましたが、そのほかの構造は前述のように4人ボックスに改造された時点で153系とほぼ同等の客室設備といえました。

ただ欠点はグリーン車なみに狭い700mm幅のドア(153、165系は1000mm)であるため、乗降に時間がかかることでしたが、実際に私の経験では155系だから153系のときより目立って遅れたということは記憶にありません。それ以前に、通勤時間帯に2ドアの電車が使用されていること自体が問題で、153系か155系かという次元の問題ではなくデッキ付き2ドア車の乗降には時間がかかり通勤時間帯は常にイライラしたものでした。

仕事とは関係ないのですが、鉄道オタクの乗客としての立場から言うと、この狭い700mmドアによって客室端部の2人掛け席の戸袋窓が155系にはなく、この2人掛け席の窓が開閉できる構造なのが私は好きでした。エアコンのない時代、4人ボックスのように反対側に向かい合って相席になった人に気兼ねなく窓を開閉できたからです。153系や165系ではこの部分は戸袋窓になっていて開閉できないばかりでなく、二重になったガラス窓から見る車窓はかすんでしまいます。変わった車両を見つけるととっさに窓を開けて写真を撮ることができます。そのためこの席は混んでくると予想される場合にはよく利用したものです。

この155系も153系と同様に中京地区に117系が新製投入されたことによって廃車されていきました。

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コメント(4件)

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しなの7号さん、おはようございます!
修学旅行用の155系が6人掛けだったという事を初めて知りました。ビックリです!!>゜)))彡いくら子供でも狭かったでしょうねー!
僕が子供の頃に本で見た時の印象は、大きい目と低い運転台に広いおでこ、それにスカート無しの顔が顎の小さい宇宙人みたいに見えて、この系列の電車の中では、ひときわ異様な顔に見えた事を覚えています。(^_^;)蛍光灯が横向きについてたのも知らなかったので、ビックリです。電車に付いてる小さい座席って座りたくなりますよね〜。113系の運転席の真後ろの席とか。実は先日、小湊鉄道の帰りに乗っちゃいました。\(^o^)/
アルヌー
2010/10/26 07:26
アルヌー様 こんばんは。
いつもコメントいただきありがとうございます。

6人掛ボックス席の件ですが、両側でなく片側だけです。反対側は4人ボックスなので、新幹線普通車のような配置です。私の書き方が曖昧で申し訳なかったですが、両側が6人掛けというわけではありません。(本文もあとで「片側に」と加筆させていただきます。
私も6人ボックス席の実物は見たことはありませんが、網棚も座席上の枕木方向にあって、寝台の上段のような感じになっていました。このような構造なので蛍光灯が網棚に干渉しないように各ボックス1つずつの蛍光灯を枕木方向に設置したのでしょう。
宇宙人みたいと言われると、そうかも。
湘南色になってしまうと153系のニセモノみたいな感じで、いっそう不思議な感じがしたものです。
ちなみに我々の修学旅行は159系でしたが、これは新製時から4人ボックスでした。

近郊型の2人掛けはロングシートですが意外と居住性がいいですね。特に小さい開閉可能な窓があるところはいいです。
しなの7号
2010/10/26 22:06
しなの7号さん、こんにちは (^_^)

ジャリ電こと155系も実車を見たことがないです。
模型も出ている様で結構人気があるみたいで、実際に乗ったことがあり懐かしく思う方が多いかもしれないですね (^_^)
室内の画像をネットで見ましたが特徴あるシート配置で興味を引きました。
中々効率のいい車内デザインだと思います。

p.s. 修学旅行は既に新幹線でした。
hmd
2010/10/30 14:16
hmd様 こんばんは。
お忙しい中、いつもコメントいただきありがとうございます。

ジャリ電という言葉をご存じとは!!
たしかに職場では使っていた言葉です。

155系は湘南色時代しか知らないので、できれば3列シートを見てみたかったと思います。
私が実際に「ジャリ」が乗った修学旅行臨に乗務するようになったときには湘南色になった167系に変わっていました。
しなの7号
2010/10/30 22:49

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