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zoom RSS 【771】 合図の誤認

<<   作成日時 : 2017/02/20 06:20   >>

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先週、汽笛合図の記事で、「合図」とは「形、色、音等により、従事員相互間でその相手者に対して、合図者の意思を表示するものをいう。」と書きましたが、機関車牽引列車では、車掌と機関士の間では、車掌が手旗など「形や色」を用い、機関士は汽笛の「音」を用いて相互の意思表示を行うことが多かったわけで、意志は伝わりやすいとは言えませんでしたが、乗務員無線機が併用されるようになって便利になっていきました。電車や気動車では、車内電話やブザーの設備がありましたので、車掌と運転士は車内電鈴合図(ブザー合図)で相互の意思疎通を図ることができました。
以前【553】車掌スイッチの記事で、折り返し時に車掌スイッチを取り扱う場合も、いちいち電話連絡をする必要はなく、「車掌スイッチを閉位にせよ(閉位にした)」という意の「・・」という合図だけで意思疎通が図れました。電話連絡が必要な場合は「電話機にかかれ」という意味の「―・・―」というブザー合図のやり取りをして、お互いが送受話器を取って話をするという手順でした。
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このほかにもブザー合図の例を挙げると

ブザー試験「・・―・・」
ブザー良好「・」
支障あり⇒「・―」
乗降場をはずれた⇒「・・―」
ブザーの取り消し⇒「乱打」

などがありました。

ある日の朝、東海道本線165系8両編成普通列車。
運転士は見習運転士と指導運転士のコンビでした。
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(画像は分割民営化後の165系。清州駅付近での撮影)
〇〇駅に停車寸前に、ブザー合図がありました。
結果としては「・・―」という合図だったはずで、「乗降場をはずれた」の意味ですが、何を勘違いしたのか、私は「電話機にかかれ」という意味の「―・・―」というブザー合図だと思ってしまいました。停車寸前でしたから私は停車した後、ドアを開けた後に「―・・―」とブザー合図を返しで送受話器を取ったところ、「ドア開けちゃったの…orz」との声。電車はホーム先端を3メートルほど行き過ぎて停車していたのでした。そのため最前部のドアはホームにかかっていないのでした。その列車は8両編成で比較的長い編成でしたから、前のほうは最後部に乗務している車掌には分かりにくいのですが、停止位置はきちんと確認すべきでした。停止位置を行き過ぎる例ですと、ふつうはブレーキのかかり具合でわかり、ガックンと停まる衝撃も激しいので、それとなく気が付くものですが、この日は停まり方は普通で、おそらく見習運転士のブレーキでは行き過ぎると判断した指導運転士がブザー合図をよこしたのでしょう。また、当時はプラットホーム上には車掌用の停止位置表示は今のようにきちんと書かれてなく、細く白いペイントがホーム端部に書かれているのみで、それも何両編成の停止位置なのかも表示がなく、わかりにくかったのも確かでしたが、それは言い訳にはなりません。この駅で最前のドアから降りる乗客は複数いたということですが、何よりも幸いだったのは線路に転落した乗客がいなかったことでした。いったんドアを閉めてバックするべきところですが、運転士と見習運転士は、乗務員室ドアからステップを使って線路上に降車客を下車させる措置を取り、発車が約1分30秒遅れました。
運転士と見習運転士は、車掌に「乗降場をはずれた」とのブザー合図を送っているので、すべきことはしていますが、私のほうは停止位置を確認しなかったということと、ブザー合図を正しく認知しなかったというダブルミスを犯したわけです。ドアさえ開けなければ「見習運転士のせいで」僅少な停止位置の修正をしてからドア扱いをすればそれで済んだのですが、私がドアを開けたことによって客扱に支障が出たわけですから、明らかに車掌による責任事故として処理されるケースでした。
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その電車の乗務終了後、車掌区に真っ先に報告し自分のミスであることを告げました。誰もが、停車寸前にブザーの音がすれば、普通はドアを先には開けんわなあと言いましたが、それは落ち着いて考えるまでもなくおっしゃるとおりでした。なにがしかの処分を受ける覚悟でしたが、結果的に事故扱いにならず、いわゆる「マルになった」事例で、日報に事実だけを書いて終わりになりました。こういうときは駅側や運転士側でも、それぞれに結果を省みると事故にしたくない理由があったり、なにがしかの負い目みたいなことがあったのだろうと想像するのですが、あえて真相は追求しませんし、詮索もしません。明らかに自分の判断に非があることは自覚していたので、処分を受けたほうが気が楽なくらいでしたが、この「自分の中の大事故」から、私は惰性でやっていた単純作業にも注意を払うようになったのは事実です。表立った処分がなくても、私には十分にその先に仕事をする上での教訓になった出来事でありました。
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このころは、こうしたことが後々の自分の進路に直接影響するわけではありませんでした。しかし、国鉄末期には「事故隠し」と非難され、こういう事故を起こせば、国鉄から民営化後の新会社への採用不採用を左右する内申資料に書かれ、大きなマイナスポイントになっていたはずでした。というより、当局側は、「君はこんなエラーをしているね。意識改革(=国鉄分割民営化を支持する労組に移ることを意味する隠語として用いられた)をしないうちは、新会社へのキップは入手できんと思ってくれ」と言われたことでしょう。要するに、こういうことは組合潰しの材料にすり替えられて使われたのです。それは労働組合によって不利益な取扱いをし、労働組合を脱退することを雇用条件とする不当労働行為です。仕事上のマイナス点で脅しを受け、生活を維持するために、心で泣きながら新会社へのキップを入手するために「意識改革」の道を選んだ人たちは、たくさんおられます。反対に、率先して法律を順守すべき立場であるはずの「政府100%出資の公社」が組織的に行った法律違反に対して「おかしい」と訴えたばかりに、理不尽にも今まで冷や飯を食うことになった人たちも、たくさんおられます。
自分の仕事上のミスから、あのころの時代背景が次々と思い出されてしまいます。別に分割民営化自体が間違っていたとか、そういうことを申し上げているのではありませんが、移行させる手法は間違っていたのではないかと思いますし、手法が間違っていないとするのなら、それは分割民営化の真の目的が労働組合潰しにあったというべきでしょう。


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コメント(14件)

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 しなの7号様、こんばんは。
私は全く逆の経験がありますよ。まだ新米の運転士だった20年ほど前ベテランの某氏と乗り組み一駅目、「ホームを外れる」の合図を送りバックしようかと思っていたところドアを開けられてしまいました。最前部のドアは完全にホームから外れていて昼間の閑散時だったからよかったものの、あわやお客さん転落の状態でした。運転台にはたまたま助役が添乗しており「なにをやっとるんや!」と怒られてはいたものの、本人曰く「あそこだったら大丈夫だ」とどこ吹く風で苦情が来ることもなくそれっきりでした。ちなみにこの方はのちに幹部に出世しましたが人の上に立つならこのぐらいの度胸やはったりが必要ということでしょうか。今の時代だったら考えられないことはうちの職場でもたくさんありました。
 私は高校時代の三年間を国鉄で通学しました。というか国鉄で通学したくて進学先を選んだというのが正解だと思います。。当時中・高年の職員さんが目立ち20・30代の人は少なかったように思います。いくつか改札口が開いているとつい愛想のいい人の所を通るようになります。「おはようございます」「いってらっしゃい」と声が響きあう光景はカチカチという改札パンチの音と共に聞こえなくなって久しいですね。不愛想でだらしなく敬遠していた人がある日、服装を整え「おはようございます」と挨拶をしだしました。「国鉄改革」が叫ばれ改札口の横に喫茶店が出来た頃だったと思います。そして挨拶を交わしていた年配の人達は次第に見なくなりました。私は一連の分割民営化の流れを冷ややかに見ていました。どう見ても今までさんざん国鉄を利用してきた政府主導の組織改編に鉄道の未来があるとは思えませんでした。ちなみに無愛想だった人はしっかりJRに採用されていましたがこういう転身も私には無理、でもこれぐらいしないと世間ではダメなのかな。
門鉄局
2017/02/20 19:31
門鉄局様 こんばんは。
とかく乗務員の仕事は人目に付くところですから、今なら動画を撮られて拡散してしまうようこともありましょうし、昔はこうして済んでいたことが、会社からプレスリリースとして公表されたりする今時の乗務員は大変だなあと年寄じみた感想を持ちます。
どうでもいいことですが、私の例では3mホームを行き過ぎたわけですが、これが165系でなく最も多かった113系であればギリギリでホームに最前部扉はかかってセーフだったはずです。

私も列車通学がしたくて進学先を決めたフシがあります。さらにどうせなら機関区所在地の駅のほうがいいだろうなどと考えた結果です。正解だったかどうかは?です。
不愛想で、どうみても接客業とは結び付かないような職員は、車内巡回や通勤の時にもよく見たものです。常識的に世間に通用しないだろうという態度や行動は改められて当然でしたが、それと分割とは別問題で、表向きだけそれを改めておけば、よい企業に生まれ変われるのかな? 思えば、あの時期、急にセールス活動に奔走し始め、また車内でオレンジカードの販促に励み…と人が変わったように本来の車掌業以外の分野でご活躍を始めた方はおられました。
しなの7号
2017/02/20 22:18
しなの7号様、こんばんは。
また、いつもの私事のコメントで申し訳ありませんが、以前バス運転手をしていた時、運転手教則本に運転手と車掌とのブザー合図が載っていました。バスは鉄道と比べ、輸送人員がはるかに少ないので、合図も単純なものでした。停留所停止が「ー」満員通過が「・・・」だったかな。もっとも、
30年近い昔でも車掌が乗務しているバスなんか無かったわけですが、廃車寸前のツーマン対応のバスに乗務すると、ウインカーのスイッチがブザーになっていて、通常はハイビームかパッシングになるところがブザースイッチで、ハイビームにしようとすると「ブー」と鳴ったりしたものです。

以前、他の諸兄からのコメントにもありましたが、国鉄の分割民営化はある種の試金石だったのかも知れません。
かつての日本は、正社員で終身雇用だったものが、いつの間にかブラック企業や派遣切りの使い捨て雇用になってしまいました。これは労働組合がいくら頑張っても企業や当局には勝てない、いびつな社会です。政府は国鉄の分割民営化で労働運動は容易く封じ込める方法を得ました。そして、現在の春闘を見れば日本の労働運動はかつての激しさは微塵もありません。公務員の今の私からすればこうゆう事をコメントしてはいけないのかも知れませが、このままでは日本という国の先行きはあまり明るいとはいえませんね。
すみません。ブザーの話から閑話となってしまいました。

2017/02/20 23:02
おはようございます。
私はホーム過走は幾度か経験があります。うち2回はとちらも30年ぐらい前の地下鉄、私鉄で一回ずつ、しかも日が接近していたので、先頭車には乗っていませんでしたが、どちらも見習い乗務だったのか?
そらか年月を経て停め直しには何度か出くわすようになり、これはホームドア設置駅で扉位地が合わず、行き過ぎもあればバックもあって.....。
安全性向上の代償でしょうか。
NAO
2017/02/21 08:34
天様 おはようございます。
私のほうこそ、本文がブザー合図の話から別の話にすり替わったみたいですみませんでした<(_ _)>
私が小学生の頃、バスには車掌が乗務していましたのでブザー合図をよく聞いていました。ただし満員通過するようなことはないローカル路線でした。運転士側のブザ−装置がそんな仕掛けとは知りませんでした。車掌のブザーにクラクションで応答していたこともありました。昭和40年代前半に、大型同士の行き違い時の誘導が不要な幅員の広い地元の新国道経由のバス路線に初めてワンマン車が2両導入されて専用使用されたことも覚えています。国鉄は43.10ダイヤ改正で、ダイヤやサービスが充実したころになりますね。
国鉄分割民営化のころに「リストラ」という日本語?はまだありませんでしたが、平成の世になってから経済的危機に直面すると、まさに日本全体で国鉄分割民営化の手法が用いられるようになりました。まったく弱い立場に落ちた労働者は声を上げられませんが、まもなくJR社員の中に国鉄出身者がいなくなる日も近いです。そういう時代になったということは、現役世代の方々が今の不安定な労働者の立場を当たり前に感じてしまわれているということなのでしょうか。選挙の投票率が下がる一方なのも不思議です。国民の生活は個人で自己防衛するしかないのが、今の大多数の労働者の姿なのでしょう。かすんで見渡せない自分の将来のための対策を重視すれば、利息が下がっても長期的な債務は恐くて負いたくないし、消費を控えようというのが、ずっと続いた我が家の防衛です。
しなの7号
2017/02/21 10:14
NAO様 おはようございます。
この事例では12両対応のホームに8両編成の列車でしたが、すべての列車がホーム先端付近に停止する駅でしたので、ホームドアが設置された駅ほどではないにせよ、すべての列車で停止位置の誤差に対して許容範囲が厳しい駅でした。だからこそ気を付けなくてはならないわけですが、ホームドアのあるような路線で、常に正確さが求められる乗務員は大変でしょうが、安心ですね。それにしても30年も前、最前部に乗っていなくてもそういうことを覚えていらっしゃるお客さんもおられるのかと思うと、自分の失敗談にも心当たりがあるという方が出てきそうで怖くなります(;´Д`)
忘却は神様がくれた宝物。できればいいことだけを覚えていたいものです。最近は神様が必要以上に宝物をくれますので困りますが…
しなの7号
2017/02/21 11:13
しなの7号様、こんばんは。
私の勘違い、例えば『絹ごし豆腐』を『木綿豆腐』と思い込み発注してしまった… 人命に直結はしません。しかし車掌さん、運転士さんの勘違いミスは取り返しのつかない事態をも引き起こす、この緊張感、私には耐える自信がありません。惰性で仕事していないか?私自身、見直さないとダメです。(でも少しはアバウトな仕事ぶりでもいいでしょ、と言い訳しながら)

過度に仕事に一生懸命(イコール時間に追われ必死にならざるを得ない)になり、趣味に時間が持てない、趣味自体すら持てない方が多いのは今の日本の現状に思えます。私が以前ブラック企業(営業成績が悪いと上司から殴る蹴るの暴行を喰らう)に在籍していた時は、趣味を楽しむ気分も持てず、休日はボーッとするのが精一杯でした。世間はブラック企業根絶に向かいつつあるように見えますが、表向きの対策を並べ、のらりくらりとかわす企業も少ないない気がします。趣味の充実が仕事の充実に繋がる、私はそのようにおもいますが…
はやたま速玉早玉
2017/02/22 23:54
はやたま速玉早玉様 こんばんは。
乗務員の仕事は、ひとつ間違えれば脱線や人身事故など大事故につながるものですから、まさに自分の首がかかっているような気味悪い緊張感のなかにいたと改めて思います。
転職後にも会社の信用にかかわるような失態をやらかしたことはありますし、そういうときの気持ちは国鉄時代となんら変わるものではありませんでしたが、過失によって社会から糾弾される度合から言うと全く違うと思いました。国鉄時代には、「運転事故は人命にかかわるから最重要なのは言うまでもないが、営業事故はカネが絡むから質(たち)が悪いけれど、カネで解決できる事故だからなあ」と話をしていたものです。車内で一生懸命に増収のため車内改札ばかりに重点を置いて、運転関係の仕事をおろそかにしてはいけなかったのです。
仕事に忙殺されて趣味も持てず、公私ともにゆとりの時間がないと、仕事の質は落ちるでしょうね。余暇の使い方は人それぞれですが、何にも縛られない自分の趣味があることで、汚く辛い仕事にも向き合えて、それをやり遂げることができるものです。労働者に対する施策は充実しつつあるようですが、さて、その実効性はどうかと言われれば疑問ですね。どうしても企業に従属してしまっている立場を変えることは困難なようです。
しなの7号
2017/02/23 19:07
おはようございます。列車の停車位置も現在ではかなりの正確さを要求されるようですね。「停車位置は、3番から6番までです。」と案内されますと、その番号札の所にお客さんは待ってますし。ホームドアができればなおさらです。ああそうか、ホームドアがいずれできるからその時に備えての練習をしている訳かと思っている次第ですが。ところで先日、汽笛合図の記事へのコメントを延々と書きましたのですが、パソコンのエアステーションのトラブルで送信できないまま長文は消えてなくなりました(涙)。それにめげてコメント書く気力のないこの頃でした(笑)。
北恵那デ2
2017/02/26 08:31
北恵那デ2様 こんにちは。
国鉄時代には並び位置がわかる駅は限られていたので、少々停止位置がずれてもわからなかったですね。かつては鉄の知識があって停止目標や使用車両、編成両数が判っていれば、確実に一般客より席にありつけたものですが、サービス向上によって掲示や放送が充実してあるべき姿に近づいたといえます。正確さを一層要求されるようになった背景には、ブレーキ性能向上と操作の簡素化はあったと思われます。決して国鉄の運転士の仕事がアバウトであったとは思いませんが、今はミスったらすぐ公表され処分を受ける恐怖心は増えたのかなとも思ってみたりします。
コメント拝見したかったですが、それもエアステーションの「事故」ですね。ときどきウェブリブログのサ−バー側のトラブルがあるようですので、ご注意ください。
しなの7号
2017/02/26 12:33
しなの7号様こんばんは
私はホーム係員として同様のものを違う立場で体験しています。
場所は東海道本線共和駅上りホーム
共和駅は当時から橋上駅で現在もさほど変わっていませんね
国鉄時代は橋上駅のしたにある旧本屋に運転関係詰所があり運転掛(信号担当・列車扱含む)、当務駅長(列車扱)、運輸掛(放送・駅務)の3名が詰めており私は運転掛でした。
上り列車は列車扱いが階段下、先頭から2両目くらいです
日も暮れた頃で113系8両編成だったとおもいます。
進入してくる時これは止まれないと思い
合図灯を赤にして放送設備のマイクを持ってその時を待ちました
過走は1両ほどホームをはみ出したところで停車
私は赤色灯を振りマイクでアカアカアカと連呼
運転詰所からも職員が飛び出しはみ出た先頭車両の横で乗客に対して大声をあげていましたが悲しいことに扉は開きました
通勤時間だったのですが幸いな事に転落した方もおらず
一旦扉を閉めた後1両分退行
改めて乗客を降ろしました

車内ではどんなやりとりがあったんでしょうね?
ヒデヨシ
2017/03/02 20:33
ヒデヨシ様 こんばんは。
状況が手に取るように伝わってきました。しかしそのときの車掌は私ではありません(^^;)
先頭近くで見ていれば、これは停まれないとわかりますね。きちんと対応され、模範的な行動だと感心しきりです。
今日は東海道本線が事故でずいぶん長い時間止まってしまいました。つい鉄道員時代を思い出し、異常時は関係者の皆さんは大変だろうなと思いますね。
しなの7号
2017/03/02 21:42
お疲れ様です。乗務員さんは人の命を預かる仕事だから大変ですね。今は運転台に液晶テレビのような物を取り付けます。最初はレコーダーかと思ったのですが運転台の近くにいると「3両停車」などの声が聞こえてきました。運転士さんいわく「ナビのような物。運転士も人間だから絶対ミスをしないと言うわけにはいきませんから…」フォローしてくれるような機器はあるものの大変な事に変わりはないですね。
鉄子おばさん
2017/03/19 13:30
鉄子おばさん様 こんにちは。
確実に乗務員を支援する機器によって列車運行の安全性は高まっていますね。その結果、車掌の存在さえ必要としない列車が増えて、このダイヤ改正で、JR九州では4両編成電車特急がワンマン化されました。
いずれにしても異常時の最後の判断は人でしょうから、その重責を担う運転士さんは大変だと思います。
しなの7号
2017/03/19 13:55

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